ポンド(GBP)の特徴

ポンド(GBP)とはイギリスで用いられている通貨です。
かつては大英帝国を築いた関係で諸イギリス連邦はもとより世界中で使われており、
ドルが無い時代の世界的な決済通貨として重用され一時代を築きましたが、
現在ではイギリス一国のみが通貨として使用しています。

イギリスは場所的に欧州に位置しているため、
欧州連合に加盟しているのですが、
通貨統合に関しては国内の反対の声が多かったため、
統合すること無く現在でもポンド(GBP)が使われています。

ポンド(GBP)の特徴は、
ユーロ(EUR)が登場して以降は相対的に通貨価値としては低下しており、
その値動きはユーロの影響を大きく受ける格好となっているのですが、
為替取引では“米ドル、ユーロ、日本円”についで4番目に取引量が多いので、
狙い目の通貨であると言えます。

イギリス国内に目を向けると経済は安定しており、
“経済成長率は年間2%台、失業率は5%ほど”という好材料もあります。

またポンド(GBP)は短期的にも長期的にも
為替変動の幅の大きい通貨という特徴がありますので、
注意深く対処すれば為替差益が狙いやすいという特徴があります。

ただ“ポンド/円”は下落の一途を辿っています。
とくにサブプライム以降は史上最安値を更新することが度々あって、
2010年の欧州ソブリン危機に際しては、
それと連動する形でポンド安が続いていますので、
取引に際してはギリシャなどユーロ加盟国の動向をよく見極める必要があります。

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