リーマンショックとは

リーマンショックとは、2008年夏に起きたリーマン・ブラザーズの経営破綻が原因で起きた金融危機です。
このリーマンショックの原因はアメリカのサブプライムローン問題が関わっています。

アメリカは好景気な時代、住宅の価値は常に上がっていました。しかもその為の融資も容易に行われていました。
要するに借金をして住宅を購入しても、住宅の価値は上がっているから借金を返せなくても住宅を売却すればプラスになりますよ、ということだったのです。
ですが、その理論が成り立つのは経済が上向きである時だけでした。
これはちょっと考えれば当然なのですが、それがわかっていなかったのですね。

通常の日本のローンは銀行なら銀行が回収しますよね。ですがアメリカのサブプライムローンの場合、買付した金額は銀行でなく融資ファンドなどに売却されていました。
その額がふくれあがり、ローンが返せなくて破綻した場合そのローンを金融商品として購入していたファンドはどうなるでしょうか?
そう、膨大な額の損失が出てしまうのです。

この膨大な額のマイナスが経営破綻を起こしていったことが、リーマンショックです。
この余波で多数の企業が倒産していきました。
他に大手の銀行も経営危機に陥った為、政府が銀行に資金を注入したりしました。その結果なんとか持ち直しましたが、この事で米ドルの価値は下がりました。
ドルの信用が下がった事で、資金の逃げ先は日本円に向かいました。
その為円高はリーマンショックが原因と言っていいでしょう。

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