ケータイ小説から学ぶFXマインド

ケータイ小説をご存知でしょうか?
数年前、人気があるケータイ小説が書籍化や映画化され、
大ブームとなりましたね。

昔、私も小説を書く真似事みたいなことをしたことがあります。
その頃はまだ「ケータイ小説」のブームは来ておらず、
その言葉自体生まれていませんでした。

PCからインターネット上にある自作小説投稿サイトに投稿して、
PCで別の作者の小説を読んだりして楽しむ。
作者は若者だけでなく、
プロを目指しているレベルの人もたくさんいて、
無料で公開するのはもったいないと
思える作品も多かったです。

そして間もなく「ケータイ小説」のブームがやってきます。

ご存知だと思いますが、
ケータイ小説は、女子中高生に欠かせないアイテムのひとつとなっている
「ケータイ」を通して読める小説のことです。

画面が小さいというケータイの特徴を活かすため、
連ねる文の表現が単純となり、とても読みやすくなっています。

そして、その単純さ、読みやすさが、
【私にも書ける】という思いを、生み出し、
読むだけでなく、ケータイ小説を書く若者が増えていきました。

しかし、実際に注目され、書籍や映画になったり、
大ヒットしたりするのはごく一部の作品です。

そのことに気づいた人が、
ケータイ小説から離れていきました。

今では本当に好きな人だけが残っている状態です。


FXにもそういう面があります。

FXは「誰でも簡単に参入できて、儲けを出せる!!」
と、熱弁する人をたまに見かけます。

確かに一理あると私も思います。
ただ、一方で

安定して儲けを出し続ける

そういう人は、ごく一部であるとも思います。

では【儲けを出し続ける】ことができるのはどういう人か?

それは、
自分にはできないかもしれない
自分は失敗をするかもしれない
という危機意識を常に持っている人です。

慎重であり、よく勉強する人ほど大きな失敗をしませんし、
総じてプラスの成績を残していくことになります。


しかし、FXは儲かると聞き、
ただ単純に『自分にもできるはずだ!!』と思っている人は、
基本的なことだけを学び、
新しい知識を取り入れることや、
自分の投資ルールを考えること・見直すことを、
怠りがちになります。


結果、負けが続き、
思うようにいかなくてFXが嫌になる。

この辺りはケータイ小説にも当てはまります。
『このぐらいの文章なら自分でも書けるはずだ!!』と思ったけど、
いざ書いてみると、うまく書けない。
それは何故か。
その先を考えようとはしないわけです。

これが『簡単にできそうだ』という軽い気持ちで
参入した場合の終着点です。

しかし、ケータイ小説の場合は嫌になれば、
「やめた!」で終われますが、
お金を動かしているFXの場合はそうは行きません。

やめたくてもやめられない。

そんな風に後に引けない精神状態に陥ってしまうのがFXの怖さです。

『あの人ができたから自分にもできるはず』

そのように考えることは決して悪いことではありません。
しかし、そう考えると同時に、
今からやろうとしていることを継続できるかどうか
ということも考えなければいけません。

それをしっかり考えていると、危機意識が自然と浮かんできて、
適切が判断ができるでしょう。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録



タグ

このページの先頭へ