スローストキャスティクスとは

スローストキャスティクスとは、2本のラインを用いて変動幅を数値として求めるテクニカル指標で、「オシレータ系」に分類されます。

このテクニカル指標はRSIと似ており、売られすぎや買われすぎをサインとして導き出すことができ、
まずは過去の高値や安値に対してその当日の終値の位置がどこにあるのか数値で表わします。

数値は「%K=短期線・%D=中期線・%SD=長期線」で表わされており、そのなかでは「%K・%D」の2線を用いたのが“ファースト・ストキャスティクス”、「%K・%SD」の2線を用いたのが“スロー・ストキャスティクス”と2種類があります。

ファースト・ストキャスティクス ※下側の画面がファースト・ストキャスティクスの表示領域です。


このテクニカル指標の読み解き方としては、まず売買のタイミングは「%Kが%Dを上抜いた地点」であれば買いを示し、「%Kが%Dを下抜いた地点」であれば売りを示しています。

また売られすぎや買われすぎのサインとしては、「%Kが70~80%以上」であれば買われ過ぎを表わしており売りを示します。「%Kが20~30%以下」であれば売られ過ぎと見ることができますので買いを示すと言えます。

ただ一つ問題があるとすれば、それはこの指標を用いるとサインが非常に多く出てしまうということがあります。
サインが多すぎると当然にどうすれば良いか判断に困ってしまいますね。
特に値動きが敏感な頃合にはサインが多いので、他の指標も併せてみたりスロー・ストキャスティクスの方を使うことをお勧めします。
(サインの読み取り方はファースト・ストキャスティクスと同じです。)

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