ドバイショックとは

世界経済に大きな影響を与えたドバイショックとはいったい何なのでしょう？

ドバイは元々アラブ首長国連邦を構成する都市国家の一つです。
アラブの国々は原油による利益で国家が繁栄している事が多いですが、ドバイは違います。ドバイは金融業などを主力とした都市です。

ドバイはバブルが続き、投資をメインに成長してきた都市なのですが、ある時債権者に対して債務の返還を延長して欲しいと発表しました。
この事で、債権者はドバイが危険と判断したのでしょう。
金融不安が広がり投資家の資金が引き揚げられていきました。その為に相場が大暴落しました。

現在ではドバイは回復してきていますし、世界一とも言われるタワーも建設されています。経済特区として、ますますの発展を示しています。

とはいえ、ドバイの経済への不安がなくなったわけではありません。
このドバイが危機になると、相場の暴落もありますが困る要因の一つに欧州があります。欧州の銀行はドバイに多額の融資をしてきました。
ということはドバイの危機により資金がなくなれば、ユーロの価値も暴落の危険があるわけです。その為、円高の要因とも言われています。

ドバイショックは日本にはあまり関係ないと思いがちですが、こういった形で日本にも関係があるのです。
FXをする上では通貨の価値を見極めることは大切になります。
こういった通過の価値は政情や経済状況でかなり変化していきます。
今回はドバイですが、こういった知識を蓄え判断していくことは、FXのリスクを減らす上で大切になってきます。
今後も注目していきたいですね。