フィボナッチピボットとは

ピボットポイントとは、前日の市況の価格を使って「サポートライン・レジスタンスライン」のおよその水準を予測しようとするテクニカル指標で、別名でリアクション・トレンドと呼ばれています。

ピボットポイントは前日の価格「高値・安値・終値」を用いてバランス・ポイントを求め、その上下にサポートラインとレジスタンスラインを示しており、市場の強さや弱さを表わす明確な指標として広く知られています。

この算出の仕方に“フィボナッチ比率”を用いる「フィボナッチピボット」と呼ばれる算出方法があります。
“フィボナッチ比率”とは、フィボナッチ数列で現れる「隣り合う2つの数を加えると次の数に等しくなる」という特徴を元に算出された比率で、別名を「黄金比」とも呼びます。

“フィボナッチ比率”は自然界に多く見られ、動植物の身体の特徴として現れることが多い不思議な比率として知られています。また「黄金比」はヨーロッパの美術品や建築物で最も安定感があり美しく見える比率として多用されています。

「フィボナッチピボット」はピボットポイントにフィボナッチ比率を併せ、ピボット値を中心に4つのサポートラインとレジスタンスラインをそれぞれ算出して利用します。

また「フィボナッチ・リトレースメント(フィボナッチ分析)」は、一直線には動かないトレンドに対して、押し目や一時的な戻りの目標価格を判断するための指標として使われており、「フィボナッチピボット」と同様にフィボナッチ比率を元に算出が行なわれます。


このページの内容は何となく知っておくぐらいで十分です。
自然界の法則が投資の世界でもひとつの分析手法として使われているというのは、おもしろいところですね。

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