マージンコールとロスカット

FXにはわかりにくい専門用語もいくつかありますが、ここではFXで損をしないための特に重要な「マージンコール」と「ロスカット」について見ていきましょう。

この2つは損失の拡大を防ぐために有効な制度といえます。

まず、マージンコールとは、損失が広がっていることをメール等で知らせてくれる機能のことです。

FXの場合、証拠金(保証金)を預けてそれを元手に取引を行うわけですが、相場などの変動等でこれらの証拠金が下回った場合に、取引会社からお知らせが届くというわけです。
このマージンコールを受け取った場合には、速やかに対処をする必要があります。
対処方法としては、口座へ追加入金を行い、証拠金の額を増やすこと。あるいは、ポジションを一部決済することで維持率を高めることです。

一方、ロスカットとは、ポジションや口座全体の評価損がある一定のレベルに達すると自動的に行われるものです。
これも、損失の拡大を防ぐための機能で、強制的に対象ポジションや口座の全ポジションを決済する制度です。

なぜこうした制度があるのかというと、FXの場合、値幅制限という制度がないため、相場が暴落した場合など、損失額が証拠金や預かり資産を下回ってしまう可能性があるのです。

こうした事態を防ぐ為にマージンコールやロスカットという制度があるのです。

もちろん、できればこうした事態はない方がいいと言えます。

特にロスカットは避けたいところです。

そのためには、やはり損失が出始めたときに損切りをして損失を最小限に防ぐなどの対処が必要だということです。

FXを初めてすぐの時にはやはりなかなか損切りは難しいのですが、FXのプロと呼ばれる人たちはこの損切りが上手いという共通点を持っていることも忘れないようにしましょう。

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