仮想マネーとは
FXデモトレード(バーチャルFX)について前回の記事で解説しましたが、FXデモトレードを行う上で一番の要素となる仮想マネーについてこの記事で解説していきます。
仮想マネーとは、その名のとおり仮想上のマネーのことであり、本物のお金とは一切関係ありません。
FXデモトレードも一種のゲームと捉えることができ、ゲーム上のお金ということになります。
ですので、例え仮想マネーがゼロになってしまってもまったく損害はありません。
FXデモトレード(正式名称は『外国為替取引仮想売買システム』)は大手の証券会社であればほとんど導入されています。
例えば、手数料の安さなどから初心者におすすめなクリック証券を例にとると、仮想資金500万円を元手に実際の取引環境と同様なトレード体験ができる『DEMO TRADE』というサービスが無料で提供されています。
『DEMO TRADE』でいくら損害を出そうと、それは仮想上のことであるため当然、実際の資金が減るということはありません。
逆にいくら利益を得ようとも実際の資金が増えることもありません。
「そんなめんどくさいこと必要ない」と考える方もいるかもしれませんが、もし投資などを一切したことがないまったくの初心者がそう考えるようであれば、その方はFXにむいていないと言えます。
なぜなら、FXのような金融商品や金融派生商品などの取引には、「『実践あるのみ』だけでは限界がある」ということが言えるからです。
人間、お金がからんでくると、冷静な判断ができなくなる傾向があります。
トレーダーとしての熱が過熱しすぎて、いつの間にか大金を注ぎこんでしまい、気がついたら大損をしていたということも往々にあり、現にそういう人を何人か知っています。
実際のお金がなくなるということは、それはたちまち大切な家族を巻き込むような、大事に発展してしまいます。
まずは仮想マネーでFXの相場を体験し、仮想マネーであえて失敗を経験し、危機感を養うことがとても大切だと考えます。
実際のお金ではそういう経験は簡単にはできませんからね。