損失を出した直後の危険な精神状態

FXは利益を上げられることもあれば、当然、損失を出すこともあります。
どんなに優れた投資家でも、毎回勝っているわけではなく、必ず損失も経験しています。

以前にテレビで、投資により巨万の富を手に入れた人と、
「その一方」ということで、投資により資産を全て失ってしまった人の
両方が取材されているところを拝見しました。

片や高級マンションに住んで悠々と暮らし、
片や借金まで背負ってしまい毎日何かに追われながら暮らす。

この差はいったいどこで出来てしまったのでしょうか?

それは損失を出した直後に遡り、
原因はそのときの精神状態にあります。

成功者の多くは、
これ以上の損失を出さないようにするにはどうしたら良いか?
を、考えます。

しかし、失敗する方は、
すぐにでも損を取り戻したい
と考え、焦って、半ば強引に新しいポジションを持とうとします。

そのような精神状態では、冷静な判断ができずに、
浮き足立って、普段は絶対に行わないような取引をしてしまい、
結果、さらに大きな損失を生み出してしまうという、
最悪な悪循環に陥ってしまいます。


成功者は大きな損失を出したとき、
持っているポジションをできるだけ手放したり、
場合によってはFXからいったん離れたりします。


そして、精神的に落ち着いてから
どこで判断をミスしたのか?」を検討し、
自分の投資ルールに修正を加えていきます。

こうして、自信と精神力を回復させ、
新しい投資ルールのもと、
FX相場に再チャレンジするのです。

損失を出してしまった中、
「何がいけなかったのか」を考えるのは、
非常に苦痛なことだと思います。

しかし、それでも投げやりにならず、
しっかりと自己分析をできることが、
投資において非常に大切なことです。


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