流動性によるFXリスク

FXリスクの中でも大きく占めるものが、流動性リスクになります。
そもそもFXとは相対取引であって、取引相手は世界中の人達になるわけですから、取引相手がいないという事はほぼありません。

しかしながら、世界の情勢、世界の経済状況が不安定であるという場合に、売買が成立しないような可能性も確かにあるのです。
流動性リスクと言うものは、外国為替市場の変動により、保有するポジションの決済、新しいポジションを持つ事が難しいという可能性の事です。

取引高が少なくて、売りたい時に思うような価格で売れないという事があり、これは政治的要因などに左右される事があります。
注意すべき時期としましては、戦争や自然災害、紛争、各国の為替政策や規制の変更などが発生した時が挙げられます。

特に流動性の低い通貨はこうした政治的な影響を受けやすいものとなっており、価格の提示、更には注文の成立も困難になるのです。

流動性リスクは、金利の高い通貨に多く見られます。
金利の高い通貨は人気はありますがマイナー通貨が多く、そうした通貨は狙える利益は大きいが、リスクも大きいと言う事は知っておくようにしましょう。

もし安全策を取りたいと言う事でしたら、何かの非常時の際は取引を避けると言った事や、流動性の低い通貨は避けるようにするという方法もあります。

この流動性のリスクというものは結構大きなものになりますから、他のリスクと合わせて注意をしておく必要があります。

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