豪ドル(AUD)の特徴

豪ドル(AUD)とは、オーストラリアと
その周辺の一部の国(ナウル・ツバル・キリバス)で使われている通貨で、
通貨記号としては“豪ドル、A$、AUD”などのいずれかで表わされています。

かつてオーストラリアは大英帝国の一部であり“ポンド”が使われてきたのですが、
1966年より“豪ドル”へと切り変えて、
現在では世界的に見ても珍しい紙ではないポリマー(薄いプラスチック)で
成型された紙幣を発行しています。

豪ドル(AUD)の特徴を語る上では、
まずオーストラリアの現状をよく知っておく必要があります。

オーストラリアは周囲に大きな国が無く地政学的に安定しており、
また「鉄鉱石、原油、アルミニウム、石炭、亜鉛、金」などを
はじめとする鉱物資源に恵まれているため、
非常に安定した通貨であるという特徴があります。

こうした資源の主な輸出先はアジアとなっていますので、
中国を始めとするアジア経済の拡大に伴い多くの資源を必要としているため、
堅調な資源輸出はまだまだのびしろがあるといわれています。

また豪ドル(AUD)は政策金利が非常に高い高金利通貨として
日本の投資家に人気を集めており、
安定的な経済成長も含めて様々な点で評価が高く、
FXでも盛んに用いられてきました。

ただこの高金利という特徴も、
他国の金利引き下げに伴いオーストラリアでも引き下げられましたので、
日本と比べてもまだ高い水準は保ちつつはあるのですが、
ややその魅力は薄れてきています。

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