迫りくるリスクに備えること

FXをやる上でのリスクを考えたとき、
真っ先に浮かぶのが、
FXは元本保証の金融商品ではない
ということだと思います。

これはFXに限らず、株や先物取引といった他の投資も同じことですね。
元本保証がある金融商品と言えば、銀行の預金や郵便局の貯金、あとは一部の保険ぐらいです。
(もっともそれらも怪しくなっていますが。)

元本保証がないというリスクは、
そこから、様々なリスクを派生させます。



FXの人気が高まった理由のひとつとして、
一般家庭にブロードバンド環境が普及したことが挙げられます。

インターネットで高速に簡単に取引ができることが、
FXの敷居を大きく下げ、若年層や主婦の方まで、
幅広くFXに取り組むことができるようになりました。


例えば、1990年代以前の株式投資。
新聞やテレビ、それから証券会社にある電光掲示板で株価をチェックし、
注文は電話か窓口から行う。
証券マンに執拗に株の購入を勧められることもよくありました。
これらは若年層や主婦の方にとって敷居が高かったといえます。
そのためか、概ねサラリーマンが行う資産運用法でした。

それが今では、
インターネットで、相場を見たり、経済情勢の情報を調べたり、
注文もクリックひとつで行えます。
パソコンとインターネットがあれば、
必要なこと全てが行えるようになっています。

パソコンが普及し出したころ、
パソコンは魔法の箱である
などと表現した人もいました。

しかしそれはパソコン、それからインターネットに依存しているとも言えます。

確かにパソコンがあれば色々なことができます。
そのパソコンがインターネットにつながれば、
もはや無敵と言えるでしょう。

しかしもし、
▼パソコンが故障した
▼回線の不調によりインターネットにつながらなくなった

このようなトラブルが発生したとき、
本当に何もできなくなります。

復旧に時間がかかることもあるでしょう。
その間何もできなければ、大切な資産を失ってしまうかもしれません。

そもそも、パソコンやインターネットは、
トラブルはある程度起こるもの
として捉えておかなければいけません。

トラブルが起こる原因は多種多様に存在しているからです。

そして、トラブルが起こった場合に備えて、
■電話での注文のやり方
■携帯電話からの注文のやり方
など、今行っている別の注文方法などを、
予め調べておき、いつでも出来るようにしておくこと。

また、どうしても所持しているポジションを決済できない場合に備え、
ストップロスの設定も忘れずにしておくことが大切です。

不測の事態に備え、準備できることは準備しておく。
そのような意識を普段から持つことで、
リスクは軽減するでしょう。

手軽さとリスクはまったく別物です。

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