債務不履行とは

債務不履行とは、デフォルトとも呼ばれるもので、要するに借金に対してお金が払えなくなってしまったり、お金を払わない状態のことです。

借金を返済する義務のことを債務と呼び、その義務が履行できなかったから、債務不履行と呼ばれるのです。

債務不履行にも3種類に分かれており、履行遅延と履行不能、不完全履行とに分かれます。

履行遅延は、借金返済能力はあるのに、借金を返さない状態で、借金の返済を長引かせることです。

履行不能は、借金返済がお金がなくて不可能な状態のことで、もう返せないのでどうにもならないという状態です。

不完全履行は、借金の一部のみ返して、残りはもう少し待って下さいというパターンです。
一部でも借金を返していると、返済する意思があると判断され、裁判などになった時でも有利になれることがあるので、よく個人間の借金などでは使われます。

大きな話でいくと、EUのギリシャが部分的にデフォルトを起こしており、返せないので、借金をちゃらにしてもらったり、他国の援助を受けたりしています。
ギリシャの場合は、お金がないので履行不能の状態にあると言えますが、公務員の給料を下げるなどの政策を行えば、借金を返せる状態のなるので、履行遅延状態とも言えるでしょう。

2012年6月17日に行われる再選挙で、このまま履行不能状態を続けるか、それとも借金を無理してでも返すかで色々ともめており、その動きに合わせて為替も乱高下しているので、その動向には十分注意する必要があります。

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2012年6月8日

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