欧州中央銀行(ECB)
欧州中央銀行(ECB)とは、EUの中でも共通通貨ユーロを導入した国(17カ国)の金融政策を担当している中央銀行のことです。
一つの通貨で統一されているので、どこか指揮を中心的にとるところが必要であり、それが欧州中央銀行ということです。
日本でいえば、日本銀行が行なっているようなことを、欧州中央銀行はユーロで行なっています。
ドイツのフランクフルトに本店を構えており、世界三大通貨の一つであるユーロの決定権を持っているので、非常に注目されることが多い銀行だと言えるでしょう。
主な業務としては、EU内の物価安定などをおこなっており、極端なインフレなどが起こらないように色々な金融政策を行なっています。
インフレ目標は2%以内といしており、割と健全に運営されているので、信用度も高い中央銀行だと言えるでしょう。
為替介入などを行うこともあり、外貨準備高は400億ユーロと言われており、相当資金力もある銀行です。
政治からの独立性が保証されており、インフレを防ぐためならEU首脳の言う事を聞かないこともあります。
また、EU圏内の人々の生の声を聞かないことも多く、あくまで銀行業務に純粋に従事する点は時に批判されることもあります。
しかし、基本的に銀行は信用が第一なので、信用があるフランスやドイツ、イタリア、スペインあたりの中央銀行出身者で役員は占められており、その運営方針には一定の信頼が置かれています。
このように、欧州中央銀行は非常に信用性のある銀行ですが、その分柔軟性がないことも多い組織だと言えるでしょう。
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2012年6月8日