FXのスプレッドとは

よく、テレビのニュースなどを見ていて、今日は1ドル120円10銭から15銭で取引されています、などとアナウンサーが言っているのを聞いたことがありませんか。
あるいは、画面にも1ドル=120円10銭~15銭などと表示が出ているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

これは、1ドルが120円10銭~15銭のあいだで値が動いているのではなく、120円15銭が買値で120円10銭が売値ということになります。
つまり、買う時は120円15銭、売る時は120円10銭。

このように、FXでは、買値と売値が同じ値段と言うわけではなく、2つのレートが存在します。
FXの取引業者の多くのサイトでもこういった表示を見ることができます。
そして、この買値と売値の差のことをスプレッドと言います。


スプレットの例

上で挙げた例の場合は、77円18.8銭、77円19.3銭の2つのレートで取引されており、
スプレッドは0.5銭ということになります。
(買値のことをAsk、売値のことをBidと表現することもあります。)

FXの場合には、このスプレッドの差が小さければ小さいほどよいと言われています。

スプレットはFX業者によって違ってきます。
スプレットが一番狭いところと広いところの差は大きいので、
FX業者を選ぶ際に、参考にする大事なポイントとなります。

取引手数料無料というFX業者の場合、このスプレッド(為替手数料)で利益を得ている場合がほとんどです。
そのため手数料に関しては、取引手数料とスプレッドを併せて検討する必要があります。

また、通貨ペアによってもスプレットは違います。
基本的に、メジャー通貨(ドルや円など)が絡まない通貨ペアは
スプレットが広くなります。


スプレッドは通常、固定ではありません。
市場が荒れると、このスプレッドの幅が極端に広がる場合があります。

また、テロや大事件などが起こると、市場の先読みが難しくなるため、市場参加者が減ります。
そうすると、スプレッドの幅も広がってしまいます。


これらの点はあらかじめ理解しておきましょう。

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