FXの証拠金いろいろ

FXは外国為替証拠金取引、つまり、証拠金を使って取引を行うものです。
では、この証拠金とは一体何でしょうか。

証拠金は、FXの取引をするために預ける保証金、担保のようなものだと考えてください。
FXを始めるためには、その前に取引業者(FX口座)に証拠金を預けなければなりません。
この証拠金を元に取引を行うわけですが、FXの特徴の一つとして、少ない証拠金でも大きな取引が可能であることが挙げられます。

それでは、この証拠金は一体いくらくらい必要なのでしょうか。
証拠金の必要最低金額はFX取引業者によっても異なります。
1万円くらいから、というところもあれば、10万円以上の金額を設定しているところもあります。
もちろん、証拠金の最低金額が少ないからと言って、そのFX取引業者で大きな取引ができないというわけではありません。
たくさんのお金をFX口座に預ければ、それに比例した大きな取引ができます。

証拠金と一口に言っても、証拠金には色々な種類があります。

まず、必要証拠金と言う、現在所有している外貨の持ち高に必要な証拠金です。
つまり、何かの通貨を買った(もしくは売った)際に、拘束されるお金です。
「担保」と考えれば、いちばんしっくりくるでしょう。
この必要証拠金は、取引が終われば返ってくる資金です。

そして、FX取引業者に預ける証拠金全額を指す、受入証拠金があります。

この受入証拠金から必要証拠金を引いたものが使用可能証拠金と言われる証拠金です。
文字通り、新しい取引に使えるのがこの使用可能証拠金というわけです。
(余剰証拠金と言われることもあります)


証拠金

使用可能証拠金は、取引をしていなければ、基本的にはいつでも引き出すことが可能です。
注意しなければならないのが、為替が思ってたのと逆の方向に向かい、含み損を抱えてしまった場合、その分の損額はこの使用可能証拠金から差引かれていくという点です。
FX取引業者によって違いますが、使用可能証拠金が0になると、全ての取引が自動的に決済され終了となります。
これを強制ロスカットと言います。(強制ロスカットについては後ほど詳しく紹介します)

強制ロスカットとなった場合、基本的に手元に残るのは必要証拠金のみとなります。
それは当然避けたいことですが、ある意味、自分の資産を守ってくれる最後の防壁と言えます。

しかし、口座に必要以上にたくさんの金額を預けた状態だと、使用可能証拠金が増え、強制ロスカットが発動しません。
これは、大きな損失を招く要因となりますので、必要のない金額は口座から出しておくこともリスク管理としてとても大切なことです。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録



タグ

このページの先頭へ