FXのIFD注文
FXには、IFD注文という注文方法があり、IFDone(イフダン)注文とも呼ばれています。
FXのIFD注文は、いくらで注文するかを指定し、またいくらで決済をするかの注文を同時に出せるもの。
つまり、新規注文と決済注文が同時のセットになっているわけです。
例えば、1ドル115円の時にドルを買うという注文を出すと同時に、1ドル120円になったらドルを売るという注文を出しておきます。
ずっと為替の動きを見ていることができない人には便利な注文方法と言えます。
IFD注文では、最初の注文が約定して初めて次の決済注文が有効となるので、先に決済注文の方が約定することはありません。
注文方法としては、上記した指値以外に、逆指値でも指定することができます。
上図のように損切り注文を入れておくことができるというわけです。
ただし、IFD注文で注意したいことは、決済方法についてです。
同時に二つの注文を出すことはできますが、一つの注文に対し決済方法は一つというルールがあります。
例えば、指値買いで指値売りという注文を同時に出して置いた場合、思惑どおりに相場が動けば問題なく利益を得ることができます。
しかし、予想通りに市場が動かず、指値買いしたものの価値がどんどん下がってしまったとします。
この場合は、損切りを手動で行わなければなりません。
つまり、利益確定か損切りかどちらか一方の目的としてのみ利用できるということです。
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