FXとダウ理論

「ダウ理論」とは、今から100年以上前にアメリカで活躍していた証券アナリストの“チャールズ・ダウ”により提唱された理論で、FXで取引を行う際にはぜひ知っておきたい理論です。

“ダウ”と聞いてピンと来る方も多いかと思いますが、この“チャールズ・ダウ”は「ダウ・ジョーンズ社」を設立してウォールストリート・ジャーナルを発行し、同紙にニューヨーク証券取引所の株価動向を示す指標である“ダウ・ジョーンズ工業平均株価”を掲載していたことでよく知られています。
この“チャールズ・ダウ”が提唱した「ダウ理論」では、株価は全ての事象を織り込む考えの下でテクニカル分析をおこなうもので、基本的に次の6項目から成り立っています。

1 平均はすべての事象を織り込む。
2 トレンドには3種類ある。
3 主要トレンドは3段階からなる。
4 平均は相互に確認されなければならない。
5 トレンドは出来高でも確認されなければならない。
6 トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する。

この「ダウ理論」をもっと簡単に言えば、「為替相場はあらゆる事象を織り込むので、上昇トレンドが始まればそれを反転させる現象がおきないかぎり上昇し続ける。」とまとめることができます。

この理論は市場の値動きを指し示したものなので、FXも当然ながら関係してくるところだと言えます。
ただし「ダウ理論」にも欠点があって、シグナルが遅いと言う点が挙げられますので、FXで活用する際にはその点もしっかりと踏まえておきましょう。

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