私のFX失敗談 ～200万円の実損～

FX初心者の方は他人の失敗談を聞くのが何よりの勉強になると思います。
ですので、あまり思い出したくはありませんが、
私のFX失敗談を書いておきます。

豪・ドルの通貨レートが下記のようなボックス相場になっていたときのことでした。




このときに、頂点と底辺で買い、売りを繰り返し、
数時間でなかなかの金額を稼ぐことができました。

でもリスク回避のためロット数をおさえていたので、
「1日で何十万の勝ち」みたいなことができません。

そこで、今まで設定していたロット数の倍を設定し、
頂点から下がり始めるところで「売り」でポジションを持ちました。

ここから落とし穴の始まりです。


頂点から少しだけ下げて、すぐに上がり始めてしまいました。
ここが本来、読みが外れたので損切りしなければならないところです。

しかし、ロット数も多かったので、「ここは勝負してみよう」みたいな
変な感情が出てしまい、そのまま様子を見てしまいました。

ただ、なかなか下がらず少しずつ上げていきました。

とりあえず、負けを取り戻したら、今日は決済して終わろうと思い、
ここでナンピンをしてしまいます。


ここからはもう冷静さを失います。

さらに上がり続け、さっきのボックス相場で稼いだ分が
相殺されてしまう、含み損を持ってしまいました。

それが悔しくて、もう一度ナンピン。

始めのロット数が多かったので、ナンピンのロット数も多く設定しています。

しかし一向に下がってくれず、含み損がじわじわと膨らんでいきます。


そして、そのまま次の日、さらにその次の日まで持ち続けます。

豪・ドル通貨ペアの売りでポジションを持っていたので、
毎日高額なスワップポイントが取られていきます。

それに焦ってさらにナンピンを繰り返してしまい、
どんどん精神的におかしくなっていきました。

でも、それまでにナンピンで危機を何度か切り抜けてきたこともあり、
「今回も何とかなるだろう」みたいな持ってはいけない思考となり、、

結果は何とかならず。

そして極めつけは、経済指標の発表。
その時期、重要な経済指標発表後はだいたい下げていたので、
ここでも何とかなるだろうと思ったのですが、
急伸。

一向に下がる気配がなく、証拠金維持率を保てず、
結局、一番高いところでロスカットし約200万円の実損。



しばらくは本当に精神的にやばかったです。
それだけの大金、普通のサラリーマンにとっては
大きすぎます。


この失敗で学んだことは、ナンピンは絶対にやらないこと。
確かにナンピンすることで良い結果になることも多いのですが、
そうでなければ、どこまでも上がり続け（もしくは下がり続け)ます。


そして早めのロスカット。
読みがはずれたら、もう早めに切る。
例え、その後、戻して勝ちに向かったとしても、
それはそれで良いんです。
「そうなんだ」と思って、気持ちを切り替えなくてはいけない。

過去の取引で勝ってようが負けてようが関係ありません。
そこを引きずらす、
常に今から行う取引が初めての取引だと思わなければいけません。



これがFXにおける私の最も大きな失敗談です。

当サイトを閲覧下さった方は、このようなミスをしないように、
ぜひ、ひとつの教訓として役立たせて頂ければ、
本当に幸いです。