FXの成行注文

FXには、いくつかの注文方法があります。
その中でも、FXの成行注文は取引の成立が早い注文の一つです。

FXの成行注文は、その時点での為替レート、つまり今現在表示されている値段で通貨を買ったり売ったりする注文方法のことです。
つまり、自分でレートを指定するのではなく、為替の動向を見ながら注文することになります。

そのため、すぐに注文を出せますし、取引の成立も早いのです。
つまり、成行注文のメリットとしては、確実に売買が成立すること、そして為替レートを指定する手間を省くことができることが挙げられるでしょう。

ここで、FXの成行注文で注意しておかなければならないことについても説明しておきます。

為替相場は常に変動しています。
成行注文の場合、現在の表示レートで、ということですから確実に売り買いは成立できる半面、いくらで売買されたかということは約定されたあとでなければ分かりません。
そのため、注文レートと約定レートに差が生じることもあり、これを「スリッページ」と言います。

このスリッページが生じた場合は、売りの場合は指定したレートよりも安く売り、買いの場合は指定したレートよりも高く買うことになります。
スリッページはふつう1銭~5銭程度ですが、取引の額によってはこれらも念頭に入れておく必要があります。

FXの初心者の方は、この成行注文を使う人が多いのですが、成行注文の長所や短所、気を付けるべき点についてもよく覚えておきたいところです。

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