FXのレバレッジとは
FXでは、少額の証拠金で大きな額の取引ができるのが魅力でもあり怖さとも言えます。
しかし、どうして少額を元手に大きな額の取引ができるのでしょうか。
その秘密はレバレッジにあります。
少額の資金で大きな金額を動かせることをレバレッジ(テコ)効果と言い、FXにおけるレバレッジとは、元になるお金の何倍の取引ができるか、ということを表わしています。
簡単な例を挙げて説明すると、10万円の証拠金でレバレッジが10倍の業者で取引をしたとします。
この場合、購入できる外貨の額は10万円×10で100万円分となるわけです。
100倍のレバレッジであれば、1000万円分の外貨を購入することも可能です。
しかし、レバレッジが大きければ、少しの為替変動で証拠金が全額なくなってしまうことも考えられます。
例えば、1ドル100円のドルを10万円の証拠金で100倍レバレッジで1000万円分(10万ドル)購入したとします。
もちろん、ドルの価値が上がればたくさんの利益を得ますが、ドルが1円安くなった場合、-1円×10万=-10万円で、10万円分の損失となってしまうわけです。
このように、FXにおけるレバレッジ効果の魅力はもちろん少ない資金で大きな取引が可能であることですが、取引が大きいため予想が外れた場合には損失も大きくなることを頭に入れておく必要があります。
FXのレバレッジは取引会社や取引で使用する通貨によっても異なりますが、1倍、10倍、20倍、100倍などと決められており、この倍率は自分で選ぶことができます。
→ 2011/9/1より証拠金の上限が25%までと国により定められました。
FXを始める前に、どの程度の取引でトの程度の利益・損失が出るかを考えながらレバレッジを調整するといいでしょう。
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